はいはい。みなさんの疑問に答えます。
結論から言うと「乗り方次第」です。
まあ私の装着したMAXXISのスノータイヤがスタッドレスと呼べる程のシロモノなのかどうかという点がかなり疑問なのですが、クルマのスタッドレスと比較してはダメ、絶対です。まず第一に滑ります。そもそもタイヤの幅と荷重を考えれば解ることですが、もともと接している面がほんのちょっとなので少しでも傾ければその面積が更に減り、ズルっといきます。後輪は滑ってもたて直せますが、フロントは即転倒につながります。
では傾けなければ大丈夫なのか?というと、半分正解で半分間違いです。
新雪路面や圧雪して平らになった路面ならばそのロジックが効くのですが、そんな道路はなかなかありません。ちょっとクルマが通ってデコボコができた後に凍結した場合、道路はボッコボコです。すぐにハンドルを取られます。そういう場合はやっぱりスパイクがないとダメですね。
一方で、凍結していたり多少積もっていたりしても平らであればゆっくり走行してハンドルさえゆっくり切っていれば大抵の場所は大丈夫です。ただし時速20キロくらいまででしょうね。30キロだとコケた時のダメージが大きいのと、突然現れる路面の変化に対応するのが難しくなります。路肩に積み上げられた雪が崩れてきて、道路に出てきてる場合なんかはマジで怖いです。あと雪が緩んでシャーベット状にザクザクになったやつも滑るので厳しいです。交差点の真ん中なんかは右折のクルマがジャキジャキにしちゃうのでかなり怖い思いをすることになります。
大きな道路は除雪が進んで平らになっていることが多いので大体通れます。問題は後ろから来るクルマです。いかんせんスピードが違うので、追い越してくれれば良いのですが、道路が雪で狭くなっている上、みんな車線を外れることは怖くて嫌なのでそうそう簡単には追い越せません。なので度々止まって譲ることが必要になります。交通量の多い朝夕のラッシュアワーではこればっかりになっちゃうので、そういう時間を避ける必要がありますね。
というワケで、全然ダメではありませんが、場所や時間を選ぶという意味で、完全な雪国で使える場面は半分くらいですね。スパイクタイヤであればあと25%くらい適用可能な場面が上がって、平均速度も上がると思います。
本格的に乗るつもりなら最初からスパイクをオススメします。
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