クルマを長時間運転する機会が増えたので、スキマ時間の有効活用という目的で「聴く読書」、Audibleを始めました。
実はaudiobook.jpというやつも以前にやっていたのですが、ラインナップがイマイチだったこともあってお試し期間でやめてました。ダウンロード機能、早聞き機能など、機能的にはほとんど同じなんだけど、audiobookの方が安かったので選びました。でもラインナップがダメというのは致命的でした。蔵書数は日本一!とか書いてるんだけどイマイチなやつがいくらあっても意味ないんで。
散歩中とかランニング中とかワークアウト中なんかにも聞くことができるし、結構便利です。逆にまとまった聞く時間が欲しくて長い散歩をしてみようとか、ちょっと離れたところでも徒歩で行ってみようとか思えるのも隠れたメリットかもしれません。 目的と手段が逆になっちゃうみたいな現象です。
一方で考えさせられることも増えました。なんでもかんでも時間を有効に活用しようとして、何もしなくて良い時間がなくなっちゃうんですよ。 スマホ然りワイヤレスイヤホン然り映画配信サービス然り、テクノロジーの罠みたいなものなのでしょうか。 インターネットとノートパソコンの普及でどこでも仕事ができるようになったら休む口実がなくなっちゃったみたいなものですね。 海外に行く飛行機の中でもインターネットが使えるとかマジでやめて欲しいです。 デジタルデトックスとか言って、わざわざお金払ってインターネットとか電波の届かない所とかに行くってなんか倒錯してますよね。 人間の根底にある「機会を逃したくない、損したくない」貧乏くささみたいなものが出ている気がします。
もう一つは読書という作業そのものに関わることで、「情報を得る」作業と「文字を読む」作業がイコールではないことに気がつくということです。 聞いてるだけだといまいち頭に入ってこないことが多いんですよね。文字を使ったコミュニケーション、特に漢字がある日本語の文章ってやっぱり重層的な表現で、 文字がないと言葉の重みが違うんですよ。 名前ひとつとっても武田なのか竹田なのか。正一なのか翔一なのかで年代とかも違うでしょ。気になってイマイチ入り込めない時とかあるんです。 やっぱりこれって表音文字言語の英語とかで始まったサービスだからでしょうね。英語圏の人とか、ハングルみたいな表音オンリーな文字を使ってる人はきっと解らない感覚なんだろうなあ。
初月は無料なので、ご興味がありましたら是非。
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