世界陸上を観に、遅ればせながら初めて行ってきました。
とにかくデカい!
8万人収容ってこんなにデカいんですね。東京ドームとかも入った瞬間は「デカっ」って思うけど、まあちょっと次元が違う感じ。長辺の端っこ側に座ってたけど、反対側の端っこの人が霞む。図面で見たら296m。ほぼ300m!直線でこの距離だから、外を回って反対側まで行ったら軽く500m以上はあるでしょう。ってことは反対側まで行って「あっ!」って忘れ物に気づいたら1Km歩かないといけないってことです。いやそれどうよ。まあそんな機会ないか。

スタンドは適度に傾斜があって、どの席からでもフィールドがよく見えます。昔の国立を彷彿とさせる素直で綺麗な形だと思いました。昔の国立はスタンドの傾斜が緩やかであんまり良く見えなかったから、かなりの改善。
改善という点では一番大きいのが庇。片持ち庇構造でこんなにデカいものが構築できるんかという純粋な驚き。ぐるっと円の構造になってるから、うまく強度を分散できるんでしょうけど、それでも柱を持たせずにこんなものが実現できるというのが本当にすごい。壊れたらどうやって修理すんだろ?風の影響ってどのくらいあるんだろう?とか興味は尽きません。
もし天井が塞がってたらもっと構造計算は簡単だったんだろうと思います。もちろん天然芝の生育とかの問題は出てただろうけど、コストカットの名の下に全天候型にできなかったことが悔やまれます。だって暑い!雨が降ったら競技者は濡れる。競技もダレる。音もダダ漏れでコンサートにも使いずらい。
エアコンの使用による電力の問題とかもあるんでしょうけど、国を代表するスタジアムなんだし、地球温暖化でバカみたいに暑くなるのはわかり切ってたんだから数百億円ケチるために全天候にしなかったのは残念でした。今時ちょっとしたミサイル防衛装置なんてそのくらいするでしょ。最初は安めにしてOKもらってから小出しに増額して建築費がだんだん上がっていくといういつものパターンをやる方もやる方だし、それをあげつらって批判して数字取るマスコミもどっちもどっちです。こういう時は独裁国家の方が良いものができるんだろうなあ。隣の国とか。

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